高血圧治療のための塩分の摂り方

高血圧の治療には、食事療法が基本です。運動も大切ですが、それ以上に塩分摂取を制限するというのが治療の大前提になります。
なぜ塩分を摂取すると血圧が上がるかというと、「食塩感受性」が関わっています。
「食塩感受性」というのは、食塩を摂ったときに血圧が上昇する度合いのことです。たくさん塩分を摂っているのにも関わらず、正常な血圧の人は「食塩感受性が低い」こともあります。ただし、食塩感受性の低い人は食塩摂取量を減らしても血圧が下がりにくいという特徴があります。
逆に、「食塩感受性の高い」人は、食塩摂取が多くなると血圧が上がりやすいですが、摂取量を少なくすると血圧が下がりやすいのが特徴です。
日本高血圧学会ガイドラインによると、数値改善のためには1日の塩分摂取量を6mg未満に抑えることが必要となっています。日本人の塩分摂取量は1日10g以上を超えているので、意識的に減らさないと目標達成できません。
塩分をなるべく抑えるには、調理の仕方を工夫すると良いです。煮物は食材に塩気の多い汁をしみこませる料理なので、塩分が多くなりがちです。
これに対して、焼き料理や炒め物であれば食材の表面に塩を絡めるようにすると、味がはっきりしますし、塩分摂取量を減らすこともできます。
気をつけたいのは汁物です。ラーメンのスープ、味噌汁、などはかなり塩気が強いので注意が必要です。どうしても飲みたいのならば、半分に抑えるか、減塩タイプのものを選ぶ、お湯で薄める、などして飲むようにしましょう。
治療のためには、薄味になれることが大切です。最初は薄味で満足感が得られないかもしれませんが、2週間もすれば次第に薄味でも満足できるようになります。

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